初めて会った人の印象や、初めて経験したことの感じ方で、その後の方向がまったく異なることがある。
人は、最初の印象やおもいに、引きずられやすいもの。
だから、最初を大切にしたいと思っている。
例えば、お父さんの毎日の服装は、その日誰と会うかで決めている。
特に初めて会う人の予定がある日は、気をつかう。
「どんな人だろう」と想像しながら、結局、紺か灰色の無地のスーツに白いシャツのようなオーソドックスな装いになるけどね。
初対面の場の装いで必要なのは清潔感であって、派手な服装や髪型でのアピールではない。
シワのないきれいなシャツにプレスの効いたズボンを履いている人と、ヨレヨレでブカブカのジャケットを着て肩にフケが積もっている人。
きれいなシャツを着ている人と付き合っていきたいよね。
ヨレヨレでブカブカでは、最初からマイナスポイントゲットしすぎだ。

また、自分のために始まりを大切にすることもある。
初めて訪れる場所は、着いてから数時間の印象で好きにも嫌いにもなる。
だから、初めて訪れる国では、安心して宿泊できるホテルを予約するし、車で空港に迎えにきてもらう。
一定の水準以上のホテルなら、サービス内容も予想できるからね。
不愉快な印象を持つかもしれないことは、避けて滞在し始めたいんだ。
始まりの印象がいいと、好きになれる。
また、誰かのために始まりを大切にしたい。
自分が何かを教える立場だったら、どう教える?
最初から上手くいったり、褒められたりしたら、好きになって続けられそうだよね。
だから、誰かの始まりを応援することも意識したいよね。
つまり、始まり方がいいと、つながるんだよね。
つながりは、すべての源。
誰もが今日から明日へ、毎日つながりながら生きている。
そして、終わりも次への始まりだから、慎重に終わらせたいよね。
好循環で暮らすには、始まりと終わりが雑ではダメ。
例えば、生活のリズムが狂っていると感じたら、起床と消灯を慎重にするといいよ。
初めてを、始まりの大切さを、軽く扱ってはいけない。