儲けたのは、まわりの人たち

1800年代中頃、カリフォルニア・ゴールドラッシュの話知ってるかな?

現カリフォルニア州で金が発見されて、一攫千金を夢見て全国から人々が殺到した。

この時、本当に儲けたのは採掘者ではなく、まわりのサポートやサービスを提供した人たちという話。

作業用の服としてリーバイスのジーンズが広まった話は有名だよね。

おそらく、一番儲けたのはインフラを整備した人たち。

鉄道なんか…。有名な1人がスタンフォードさんだっけ。

スタンフォードさんはゴールドラッシュ時に卸売業で財をなして、鉄道設立の出資者だったんだよね。

あのスタンフォード大学設立のスタンフォードさん。

実は、今でもゴールドラッシュはあるんだよね。

正確に言うと、本当のゴールドラッシュではなくて、幻かもしれないし嘘かもしれないゴールドラッシュ。

カリフォルニアのゴールドラッシュだって、みんなが幻想や夢を追ったのかもしれないし。

例えば、株式取引でみると、ネットの普及により株の売買手数料が安くなり、個人投資家も頻繁に取引しやすい環境になった。

そうすると、株式取引で財を成した個人投資家(デイトレーダーなど)が現れて、もてはやされる。

まさにゴールドが発見された状況だよね。

この流れは、株や仮想通貨などの金融商品だけでなく、なんであろうと成功者が現れればそれでいいの。

それで、ここでも儲けているのは、まわりにいる連中。

わかるよね。

怪しいノウハウなどの情報を売っているヤツらや、取り次いでいる仲介者などが儲けている。

「秒速で1億稼ぐ」なんて、怪しさ飛び越えて笑ってしまうよね。

でも、そんな笑いに魅せられて、共感する若者が多いから、お父さんは顔がひきつっているけどね。

お金の使い方の一つに「投資」があるよね。

それで、自分自身へのスキルアップなどへの投資以外へ投資する時には、ゴールドラッシュの話を思い出してほしいんだ。

まず、その投資の仕組みを考えてほしい。

どうやって、誰が、どのくらいリターンがあるのか。

そして、その投資の情報元は誰なのか。

信用できないヤツから、マトモな投資話はないから。

「儲けたのは、まわりの人たち」って真理だから。

安易に金を掘りに行こうとしないでほしい。

お金に関して、特に若い時の投資については、いつも保守的な考えになってしまう。

お金儲けについて肯定論者だけど、あやしいゴールドラッシュが多すぎる。

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