人は異なる、さまざまな面で構成されている。
真面目な面、不真面目な面、面白い面、つまらない面、おおらかな面、神経質な面…
一つの面だけの人なんていない。
必ずいくつかの面があるんだ。
ただし、面の種類や大きさは人それぞれだけど。
例えば、100%真面目な人もつまらない人もいない。
真面目な面の面積の小さい人は、いいかげんでズボラな人かもしれないし、大きな面積な人は、几帳面でコツコツやる人かもしれない。
大きな面積は目立つし、見たり触れたりする可能性が高いから、人の印象となりやすいよね。
ところが、たまたま小さいな面積の面を見て、それがその人の印象となる場合もある。
面白い人だと思っていたのに、付き合いだすと、大して面白くない人だったみたいに。
お父さんは、人の前提条件が、さまざまな面で構成されていると思っているから、一面だけでなく、横からも後ろからも見るように心がけている。
「こんな面もあったんだ」って驚くこともあるね。良くも悪くも。

誰かから聞く「あの人は、◯◯な人だよ」という話は、いったん隅におく。
誰かのどこの面を見て言っているのかわからないし、あなたに対しては、この面を前面に出して接したかもしれないからね。
自分で見るまでは、信じないようにしている。
今までいろいろな面を見てきたけど、構成しているすべての面をコーティングしてしまう性質があるって気づいたの。
それも、悪いほうで。
それは、「ひとでなし・ろくでなし」な性質。
この面があると、他の面も覆ってしまう。
「ひとでなし・ろくでなし」の面を見たら、近づかないようにしている。
そのくらい、要注意。
逆に、自分は絶対に「ひとでなし・ろくでなし」の面を一欠片も持たないようにしないといけない。
そして、一方的な情報や、一面だけでを見て人を判断してはいけない。
人は多面で構成されていることを理解して、そのうえで、いい面をみつけて認めてあげると、自分も他者も成長できる。
これは、特に上司や指導者に必要な資質だと思うよ。
残念ながら、悪い面ばかり指摘する者が多いけどね(笑)