ほめられると嬉しいよね。
自分がされて嬉しいことは、したほうがいい。
また、ほめると好循環を生むんだよね。
敵意は敵意で、悪口は悪口で返ってくるし、
同じように好意は好意で返ってきて、ほめればほめられる。
ちょっとした変化に気づいてくれて、ほめてくれる人は、好意をもってくれているはず。
よく見てくれているんだもの。
そういう人は、大切にしたほうがいい。
そして、同じように変化を敏感に感じとって、ほめる。
ちゃんと言葉で伝えないとダメなの。
ところが、今どき、一歩間違えた伝え方をすると、パワハラ、セクハラ扱いになるから難しい。
これ本当に難しくて、ある人からほめられたら嬉しいけど、こっちの人からほめられたら気持ち悪いなんてことがある。
だから、日頃から気持ち悪がられないキャラクターになる努力をしろってことになるんだけど、笑。
良いほめ方って、「さりげない言葉でタイミングよく」だと思うんだ。
言葉選びやタイミングをはかることは、修練が必要だけどね。
さらっと言えて、当たり障りのない言葉を選んだり、変化を見つけた時、すぐにほめたほうがいいのか、「この前の◯◯、よかったね」なんて時間をおいて、ほめたほうがいいのか、経験が必要だよね。
また、ほめるって恥ずかしいと思ってしまうこともあるからね。

お父さんの経験で言うと、一番ほめやすいのは、同性の後輩に対してなんだ。
だから、まずは同性の後輩のいいところを見つけて、ほめてみることから始めることをススメたい。
「ほめて育てる」と言われているように、人を育てる時の一番の栄養素は、ほめることだから。
後輩など目下の人たちには、どんどんほめるべきだね。
反対に一番難しいのは、同性の先輩かな。
「上から目線」的に捉えられてもまずいし、お世辞使いだと思われても嫌だし。
でも、上手く捉えてもらえば、風通しのいい関係が築けること間違いない。
ほめられた時はどうしたらいいかな?
これは、シンプルに「ありがとう」とだけ言えばいい。
照れ隠しのような余計な言葉は必要ないの。
恥ずかしいなら「あ、ありがとう」と「あ」を付け加えるんだ。
「あ」が付くだけで「ありがとう」がちょっとマイルド化されるから。
「あ」は便利だよ。
いろいろと応用できて。
顔は覚えているけど、名前を忘れている人に会った時にも「あ、こんにちは」って挨拶すると、間ができて挨拶に違和感がなくなるんだ。
究極的には、「あなたにほめられると嬉しい」と思ってもらえる、あなたになれることなんだけど、まずは、ほめよう。