ゲームでは、キャラクターの攻撃力や防御力が数値化されるけど、自分の攻撃力と防御力を考えたことあるかな。
ここで言う、攻撃力と防御力は対人関係のこと。
攻撃とは、相手への説得力、発言力、論破力など
防御とは、言い負かされない力、強い言葉に耐える力、言葉を見極める力など
ネット社会は攻撃力と親和性がいいと思う。
真実か嘘か、どうでもいい。
強く、何度も言い続ければ、それだけで信じられてしまう。
ネット社会では、「◯◯と思うよ…」ではダメなの
「◯◯なのだ」と断定して言い切らないと。
間違っていようが、いまいが、言ったもん勝ちだから。

また、強い攻撃力に憧れる人が多いよね。
声が大きくはっきり言うだけで自信があるように見えてしまう。
事実、こういう人の意見は会議で通りやすいんだ。
たいがい、しょうもない意見だけどね。
そして、攻撃力=コミュニケーション能力と勘違いしている人もいる。
いつも言うけど、聞く力=コミュニケーション能力だから。
攻撃力が高い人が防御力も高いとは限らない。
どちらかと言えば、攻撃力が高い人は防御力が弱いんじゃないかな。
防御できないから、より攻撃ばかりする。
批判して論破しての繰り返し。
攻撃されたら、すぐ退散。
反対に防御力が高い人は、強いよ。
芯が強くないと防御力は高くならないから。
鈍感力も必要だから。
強い人とは防御力の高い人のことだから。
お父さんは防御力の高い人に憧れる。
お母さんの好きな宝塚歌劇団の雪組公演「壬生義士伝」で男役トップスター望海風斗さんのセリフで「誠実さを武器に、謙虚さを格好良さに」というのがあったの。
まさに、防御力の高い人の話なの。
とかく攻撃力の高い人が目立ち、ちやほやされがちだけど、磨くのは防御力の方だから。
目指してほしいのは、 攻撃力 < 防御力
チャラついた攻撃力をアピールする人は、楽しくおもしろいところがあるけど、仲間になるのは 攻撃力 < 防御力 の人だよ。