太郎が高校1年生の時、懇親会にお母さんの代わりに急遽お父さんが出席したことがあった。
その時に担任の先生が「運動会、文化祭、合唱コンクールなどの行事で結果を残してほしい」って言ったの。
行事で結果を残すって、クラスでまとまり、作業して、練習して成果(順位)をあげること。
「たかが高校時代の行事と思わず、行事で成果をだすことが小さな成功体験となる」
「その成功体験は、今後の人生で大切なものになります」
っていうような話だった。
その他の話は、覚えていないけど「なるほど。運動会や文化祭での成果を成功体験とは思っていなかったけど、楽しい思い出にはなっている」と思った。
実は、楽しいって思うだけでも成功体験なんだよね。
また、こんな言葉を聞いたことないかな
「結果より過程が大切」
常々、これは真理だとも思うけど、結果をだした者だけが言えるよね。
結果をださない者が、過程が大切って言っても響かないよね。
だから、この言葉は微妙になぐさめ感が漂って、いやなの。
社会人になると、常に結果を求められ、結果を残さないといけない。
小さくてもいいから結果をださないとダメなの。
過程がどうのと言ったところで、相手にされない。
結果は大事なの。

楽しかったこと、嬉しかったこと。
そんな感情やちょっとした達成感を含めた小さな成功体験を積み重ねて成長するんだよね。
そして、そんな成功体験が自信の基になっていく。
だから、小さな成功体験を見つけて大切に積み重ねてほしい。
大きな成功は、小さな成功を積み重ねた結果、摑むと思う。
たぶん。
お父さんは、大きな成功を感じたことがないからわからないけど…。
普通は成功体験より失敗した体験のほうが多いよね。
失敗した体験で、臆病になるし、より不安を感じるようになる。
でも、それは誰もが同じだから。
しょうがないから。
お父さんはそう思っている。
うれしさや楽しさ。そして成功体験を敏感に感じてほしい。