以前、「気が利く人」について書いたけど、気が利くと思われる要因の一つに「タイミングがいい」ってあるんだ。
今回は、「タイミング」について書いてみたい。
問題が起きたり、頼みごとがある時に、ふと現れる人がいるの。
ちょうど手が空いている時に連絡をくれる人がいるの。
別に霊感があるわけでもないのに、こちらの都合に合わせてるかのようにコンタクトしてくれる人っているんだよね。
こういう人を「タイミングのいい人」って思ってしまうんだ。
反対に、出かける間際に突然訪問されたり、仕事が休みの時ばかりに連絡をする人がいる。
「タイミングのいい人」と反対の人。
みんな「タイミングのいい人」と付き合いたいよね。
タイミングがいいって偶然だと思う?
もちろん、運みたいなものもあるけど、自分で何とかできる部分があると思う。
その何とかできる部分が大切なんだ。
何とかできる部分とは、相手への想像力と配慮のことなの。

例えば、仕事が休みの時に、急用でない連絡をしてくる人は、緊急性の判断や相手の予定(休日)への配慮などないよね。
相手のことなどお構いなしに、自分が思ったことを思った時に連絡するだけ。
本来は、電話をかける前に相手の状況や行動を想像してから、電話をかけるべきなんだ。
午後だと外出するだろうから、午前に、そして始業まもない時間より、少し落ち着いた始業から30分後に連絡しよう。
社会人として、このくらいの相手への配慮は、行なってあたりまえだから。
お父さんは、仕事がら年配のお客さんへ提案することが多い。
大事な提案は、六曜日の大安もしくは友引の日にするようにしている。
自分が縁起を担ぐ、担がないの話ではなく、六曜日を気にするお客さんがいるし、万一気にするお客さんに対して、仏滅の日に提案したら、提案の内容とは関係なく最初のところから嫌な印象を持たれてしまう。
これも、お客さんへの想像力と配慮の一つだよね。
とにかく、「タイミングのいい人」になりたいし、そうなれるように努力する必要があると思っている。
「タイミングがいい人」と認定されるのは難しいけど、認定されるまでの過程を含めた想像力と配慮は、とても大切なものなんだ。
だから「タイミング」については、いつも考えて行動してもらいたい。
「思いついたら、すぐ行動」の“すぐ”の前に、想像と配慮があるからね。
力づくだけでは、まとまる話もまとまらない。
これ注意。