「ケチな男」と思われたら、いいことない。
これ、お父さんの持論。
お金を使うことに過敏。
金額に過敏。
何事も、お金に換算。
こんなところが、ケチな人の特徴かな。
例えば、飲み会のシチュエーションで、それぞれの特徴をイメージしてみると。
精算時、会計を率先してやるヤツがいるの。
きっちりとワリカンした時に発生する端数の円を切り上げて、何百円か自分の支払いを少なくする、涙ぐましい努力をする。
精算時、必ず金額に対して「高い」「安い」とコメントするヤツがいるの。
いつも、お金の費用対効果ばかり考えて、生活しているんだろうね。
しかも、そんなヤツは、自分基準の物差しで費用対効果を測っているから、いつも「高い!」って言ってる。
飲み物を頼んだ時、「コンビニで買えば、いくらだよ」とか、子供がするような比較をするヤツがいるんだよね。
自分の都合で、モノをお金に換算するんだ。
ところが、場所やサービスのコトについては、換算しようとしない、自己チュー脳。
いない?
こんなヤツ。
お金を使いたくなければ、飲み会に来なければいいんだけど、ワリカンが前提だと、はりきって飲み物や食べ物をオーダーしたりするんだ、笑。
それで、会計の時に、悲しさと&ふてくされのミックス顔で、お金をだすの。
正直、こんな感じのケチは、つまらないヤツばっかり。
「お金を使いたくない」が優先順位の一番だから、お金を使う場では、居心地が悪そうで、楽しんでいないのがわかるんだ。

そして、ここが大事だけど、ケチの特徴をコンプリートしていた学生時代の知人で、今、お金を持っているヤツは、一人もいない。
そのうえ、人も寄ってこない。
ケチは現在だけでなく、将来に影響するから。
ケチは、血液の流れを悪くして合併症を引き起こす糖尿病のように、負の連鎖を起こすから、こわいよー。
例えば、合併症の一つに、「時間に気前がいい」症候群があるの。
少しでも安く手に入れようと、探したり、並んだり。
時間に対しては、大盤振る舞いするんだよね。
お金と同じく、時間も有限だとわかっていないんだ。
そして、ケチは治療の難しい病なんだよね。
だから、心当たりがあるなら、根気よく、少しづつ、まずは「ケチと思われない」努力からするべきだと思う。
「羽振りよく思われる」必要はない、「ケチと思われない」だけでいいから。
ケチと思われないようにするには、
「平然と何も言わずにスッと」お金を支払う。
これだけ。
これで、ケチと思われない。
簡単そうなことだけど、平然とお金を支払う人は、思っているより少ないよ。
そして、手際良くお金をだせる姿はカッコいい。
お父さんは、支払い方にも「美学」があると思っているもの。
「人からどう思われようが、気にしない、関係ない」なんて言う人は、嘘っぽいよね。
だって、誰もが、人とのつながりで生きているんだもの。
ケチな性質は、嫌われると言うより、成長を邪魔するんだよね。
だから、ケチは、タチが悪いと思っているんだ。
勘違いすると困るから、付け加えると「ケチ」と「倹約」は、違うから。
お父さんは、戦略的に「倹約」できる人に、憧れる。
特に自分の快楽的なことには倹約できて、他者にお金を使える人はすごいと思う。
こういう人は、メリハリのあるお金の使い方ができるから、起業しても成功する確率が高いよね。
「ケチ」とは反対の「気前のいい」人って、見ていて気持ちがいいけど、度が過ぎる気前のよさは、心配になってしまう。
「無理してそう」って。
「自分の払うべきものを、淡々ときれいに支払う」
これくらいが、いいと思う。